デザイナーズ家具図鑑☆第一弾!!世界中で一番愛されているデザイナーズチェア「Yチェア」
designer’s☆furniture
♯1
今日は「デザイナーズ家具図鑑」第一弾♡
言わずと知れた定番デザイナーズチェア
ウィッシュボーンチェアこと通称「Yチェア」をご紹介します!!
世界中で一番販売されたチェアとしても有名で、
とくに日本での人気は絶大。
1950年に誕生し半世紀以上経った今でも
建築雑誌で見かけない事はないほど…。
なんでも、
世界的有名建築家 安藤忠雄さんの代表作
「住吉の長屋」の建築写真に使われたのが
日本でのブームの火付け役となったと言われているそうです。
こちらが「住吉の長屋」
安藤忠雄さんらしいRC造打放しの外観がトレードマーク。
三軒長屋の真ん中、間口2間ほどのウナギの寝床と呼ばれ敷地に建設されています。
中庭を配置して自然光を取り入れるといった
現在では建築家の建てる家の定番となったスタイルも
今から40年ほど前に取り入れている事に驚きです。
そしてこの方がYチェアをデザインされた
ハンスJ・ウェグナー(Hans J. Wegner)
北欧を代表するインテリアデザイナーで
生涯にデザインした椅子の数は500以上と言われています。
実はYチェアのルーツは
中国でデザインされた「チャイニーズチェア」!!
こちらがそのチャイニーズチェアですが、
Yチェアの象徴である
背板のYパーツが無く一枚の板で形成されています。
このYパーツの誕生の秘密も以外な事に
「制作コスト削減」の為だそうです。
ウェグナーは、もともと
「庶民でも購入できる安価な椅子」を目指して
このYチェアをデザインし、
ペーパーコードやバーチ材というローコストな材質を採用。
現在ではブランド価値がプラスされて
なかなか庶民では手が出し辛い価格になっているので
どうかウェグナーの意思を引き継いで
価格を下げて欲しいなんて思ってしまいました☆笑
ウェグナーによってリデザインされ現在の姿となったYチェア。
機械で形成されているとは思えないしなやかな曲げ木に
柔らかなペーパーコードの座面、手触りの良いバーチの白木。
デザイン面だけでなく
座面が高すぎず、日本人にもとても座りやすいチェアです。
「インテリア雑誌でよく見るしなんか好き!!」から、
少しでも家具の知識を増やしたいと思い始めた「デザイナーズ家具図鑑」シリーズ♪
少しづつ勉強してインテリアデザインの世界を
深く知っていけたらいいと思います♡
=PLAYFULBOX
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